福岡県弁護士会の副会長は、九州の各県弁護士会が構成員となっている九州弁護士会連合会(九弁連)の理事を兼務する慣例です。
九弁連では、毎月1回理事会を、主に福岡で開催するのですが、例年8月は他県に行き、テーマを決めて夏季司法合宿を行います。
今回は鹿児島の指宿にて、テーマは、「司法改革の10年」、そして「裁判手続のIT化について」。
特に後者については、私としても大変興味を持って注視しているところです。
裁判手続にIT技術が導入され、使い勝手の良い司法になれば万々歳ではないか・・・と思われるかも知れませんが、ことはそう簡単ではなく、この問題は、内閣主導で突如降ってわいたように現れた課題です。
内閣の位置付けは、「未来投資戦略」としてのIT化であり、世界でもっとも企業が活動しやすい国を実現するとの旗印のもと、推進されているもの。
それ自体は批判すべきことではないのかも知れませんが、企業ではない一般国民の使い勝手や、本人確認をどうするかとか、証拠の偽造がやりやすくなるのではとか、そういう負の面について、どの程度目配りされているのかは、大変不安です。
夏季司法合宿では、政府の検討会議のメンバーであった湯淺墾道先生をお招きして、こういった点をじっくりとお話しいただきました。
大変ためになる合宿でした。
合宿ですので、夜は当然懇親会になります。
が、私は翌朝、宿の周辺をランニングしたかったので、二次会を早めに抜けて、就寝しました。
そして午前4時半、まだ暗い時間に起き出して、ぼちぼちと海沿いを走ります・・・。
きれいな朝日でした!
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(石田)