2013年11月14日

『医療訴訟の実務』を読む


 以前にもブログに書きましたが、医療問題研究会では、A班、B班に分かれて、毎月定例の勉強会を行っています。

 その中では医療の判例を読んだり、最新裁判例の検討をしたり、あるテーマに沿って研究を進めたり、その時々でいろいろなことをしています。

 私が所属しているB班が先日から始めたのは、「『医療訴訟の実務』を読む」。

 最近、商事法務から『裁判実務シリーズ5 医療訴訟の実務』という書物が出版されました。



 医療集中部に所属している(いた)裁判官や、医療訴訟に関わる弁護士、あるいは医療に関する法律問題に関心を寄せる医師などが共著で執筆しています。

 今回は第1回ということで、私が第1講の「医師から見た医療と法曹との相互理解の現状と課題」を担当し、別の会員が第2講「証拠保全」について発表しました。


 このような体系的な書物は、もちろん読むにこしたことはないのですが、我々としては日々の業務に取り紛れてついついおろそかになりがちです。他方、若い弁護士にとっては、自身の経験の浅さをカバーする絶好の資料になります。

 640ページ超もある大著、こういう機会でもないとなかなか読まないので(笑)、これを機にじっくり取り組んでみようと思います。

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(石田)

posted by あかつき法律事務所 at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療関係

2013年10月30日

今年最後の?医師面談


 以前の記事でも触れていましたが、先週、東海地方の某病院に、医師面談に行ってきました。

 これも現在ホットに進行中の事件なので詳細は書けないのですが、大変クリアで、原則的なご意見を聞くことができました。「当たり前でしょう、そんなの。向こうはおかしいですよ。」と大変スッパリと切れ味の良いご意見で、面談時間は当初2時間を予定していたのですが、わずか25分で終了してしまいました。

 この医師は、病院では自身の患者を診るのと同時に、当該問題についての病院全体の責任者を担っておられると思いますが、このような医師がいる病院は、安心して入院できるなあ、と思った次第です(ちょっと抽象的に分かりにくくてすいません。)。

 そして、裁判のための意見書を作成することもご了解いただきました。このような事件で我々に味方しても、おそらく医師にとっては、面倒でこそあれ、何の得にもならないと思います。それでも、おかしいことはおかしいので、きちんと言うべきことは言いますよ、というスタンスには、本当に頭が下がります(このような医師に出会うと、我が身を振り返って、自分は職務にこれほど誠実に向き合えているだろうか、といつも思います。)。

 面談が早めに終了したので、一緒に面談に行っていた弁護士と、東海地方名物のうなぎを食し、まだ早い時間にもかかわらずちょいと一杯などやり(笑)、いい気分で帰途につきました。


 今年は、特に今年度に入ってから、遠方の医師面談が多かったように思いますが、今のところ、これが今年最後の医師面談となる予定です。
 今年も、ちょっとこれはひどいのでは・・・という医療過誤事案にもあたりましたが、他方で、(結論としてのご意見がこちらに有利か不利かはともかくとして、)誠実に職務に向き合い、患者側の我々にも惜しみなく専門的知見を提供してくださる立派な医師に会うこともできました。
 今後も、このような医師に出会えることを楽しみの1つとして、この仕事を続けていきたいと思います。

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(石田)
posted by あかつき法律事務所 at 15:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療関係

2013年10月03日

またも医師面談


 先週、また受任している医療事件の関係で、第三者の医師に面談の上お話しをうかがうべく、関西の某市に出かけてきました。

 最近、このような医師面談が続いています。どのようなものなのかは、過去の記事(医療過誤事件調査で医師面談)をご覧いただくとして、この記事で述べた面談の後、8月にもう1度東海地方に行き、9月頭には東京に行き、そして今度の関西某市、次は10月にまた東海地方の医師に面談に行く予定が入っています。


 今回の医師も、某病院の院長先生で、大変お忙しい中、しっかり時間をとって丁寧に面談に応じてくださいました。

 このような医師面談でお話しいただいたことが、そのまま訴訟等において患者側にとって有利なこととなり、訴訟の行方を決定づける、ということもないわけではありませんが、現実はなかなか、そうそううまく行くことばかりではありません。

 ただ、そうでなかった場合でも、当該分野に通じた第三者の医師のご意見をうかがうというのは、しょせん紙の上での知識しかない弁護士にとって、医療現場での感覚を直にお聞きすることができる、とても貴重な場です。

 今回の面談でも、現在受任している事件に、証拠として直接用いることができるかというと、少し遠い気もしましたが、きちんとした医師であればやはりこのように考えて治療にあたっているんだな、という点が確認でき、こちらの主張に自信を持つことができました。


 日々の業務に振り回されていると、1日時間をとって遠方まで面談に行くというのは、結構ハードルが高い、時間のかかる仕事です。
 しかし、いかに医療事件を多く手がけているといっても、所詮は弁護士、医療については素人です。専門分野については専門家にお聞きするという謙虚さ、必要であればおっくうがらずに出かけていくフットワークの軽さ、ここは大事にしていきたいと思っています。


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(石田)

posted by あかつき法律事務所 at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療関係