医療問題研究会福岡県弁護団の医療相談窓口を、久留米にも設置したことは、既にお知らせしました。
あくまでも我々が感覚的に捉えていることであり、確たる数字の根拠があるわけではないのですが、筑後地域には、まだまだ医療相談の需要はあって、被害が埋もれているのではないか、と考えています。
久留米での窓口設置は、そうした隠れた被害に光を当てたいとの思いからです。
もちろん、窓口を設置するからには、担当する弁護士の側も医療問題の専門家として、技量を高めなければなりません。
そこで、福岡部会の弁護士も一緒に、主に筑後の若手と、定期的に勉強会をすることにしたのです。
今回は、受けた相談の報告と、若手の解決事例報告を行いました。
守秘義務の関係から内容をここに書くことはできませんが、特に後者について、若手ならではのひたむきさと押しの強さで解決をつかみとった、というような事案でした。
う〜ん、これ、今の自分だったらそもそも受任してないかもなあ。経験を積んで先が見えるようになると、効率的だし、それは決して悪いことではないのだけれど、ときに、そこからこぼれ落ちるものも確かにあります。
これは決して我々が若手に教える、などというエラそうなことではなく、若手の活動から私も教えられるという双方向的な勉強会だな、今後もそうなるといいな、と思いながら、終了後の懇親会で久留米名物に舌鼓を打ち、帰路に着いた次第です。
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(石田)