※この記事は、HPの旧トピックス「2011年02月21日」の記事を転載したものです。
今、司法書士研修の講師をしています。
私の担当は2月毎週土曜日と、3月第1週の土日、朝から夕方までみっちりとあります。具体的には、裁判を担当する法律家に絶対必要な素養である要件事実論や、訴状・答弁書・準備書面など裁判書類の書き方、あるいは法廷での尋問技術などを講義します。この講義を受講した後に試験を受け合格した司法書士は、認定司法書士となり、簡易裁判所で代理人として法廷に立つことができるようになります。
講師をしてみると、10年以上前に司法研修所で勉強した内容を思い出します。弁護士の経験を積むことによって、当然当時より格段に進歩している(はず)のですが、日々の業務に追われ、基本的な部分をだいぶ忘れていたな、ということに気付かされました。時に基本に立ち返ることの重要性を認識した次第です。
(石田)