2015年02月16日

エンディングノート


 先日、母校(筑紫女学園中学・高校)で卒業生として講演をさせていただきました。聞いていただいたのも卒業生の方々(主に先輩方)でした。

 テーマは「エンディングノートのご紹介」。

 エンディングというのは人生の最期の日を迎えるための準備(終活)の事で、それを準備するためのノートがエンディングノートです。

 どんな話しをしたら喜んでいただけるかといろいろと考えた結果、なかなか自分では思い立てないこの問題をテーマにすれば、聞いていただく方にとっても私自身にとっても、考えるよいきっかけになるのではないかと思って決めました。

 自分が最期の日を迎えるにあって何を希望し、どう準備し、どう送られたいか、どんな気持ちを伝えたいかをこのノートにまとめていきます。

 残される家族になるべく負担とならないように、いつまでも仲良く暮らしていけるように、配慮をしながら準備を進めていきます。

 概ね以下のような内容です。
   1 医療や介護についての自分の希望をまとめ、備える
   2 財産や物を処分し整理して保管する
   3 葬儀やお墓について考え、できる準備はする
   4 遺産相続について考え贈与や遺言を考える
   5 気持ちやこれまでの思い出を伝える

 私がこれまでの弁護士生活で、実際に担当した介護や相続の事案も踏まえながらお話しさせていただきました。

 エンディングノート作成のコツは、気負わずできるところから、何度でも書き直し、少しずつ心の整理・物の整理をしていくことだろうと思います。

 幸い喜んでいただけたようですので、また機会があれば同じような講演をしてみたいと思います。

↓ブログ村に参加しています。ワンクリックお願いします。
にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村

(波多江)

posted by あかつき法律事務所 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 講演・講師等

2013年02月15日

司法書士研修まっただ中


 2月に入って、認定司法書士研修が始まりました。

 当事務所の弁護士は、石田・波多江とも、この講師をしています。

 以前の記事にも書きましたが、これは、2月の毎週土曜日と3月第1週の土日、朝から夕方まで、みっちりとあり、内容も、我々が司法修習の時に司法研修所でたたき込まれた要件事実論をがっつりやるという、かなり濃いものです。

 当然、我々講師の負担も相当なもの・・・。現在午後11時45分ですが、石田も波多江も、まだ事務所で明日の準備をやっています・・・。

 しかし、以前にも書きましたが、人に物を教えるというのは、自分がしっかり理解しておかなければならないので、本当に勉強になります。

 それに、毎年少しずつ教材がリニューアルされているので、新しい話題に触れることができるのも、勉強になります(マニア向け:我々は貸借型契約は一定期間利用させることが本質だから、返済期の定めが本質的要素となる、と習ったと記憶していますが、司法研修所は、今はその説は採っていないんでしょうかね、契約の成立自体は、例えば金銭消費貸借契約だと、合意と金銭の交付だけでよくて、契約の終了原因として、返還期の合意とその到来を言え、ということになっているようです(『新問題研究 要件事実』40頁)。へ〜。知りませんでした〜。まあ、どっちでもいいですけど(笑)。)。

 しかし、さすがに毎週金曜日この準備量は辛い・・・。
 明日を入れてあと3週、何とかがんばります!

↓ブログ村に参加しています。ワンクリックお願いします。
にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村

(石田)

posted by あかつき法律事務所 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 講演・講師等

2012年08月28日

法科大学院生向けサマーセミナー


 先日の日曜日(26日)、九弁連主催の「九弁連サマーセミナー2012」という企画に出席してきました。

 「弁護士への扉を開く!スペシャリスト養成講座」と銘打ってあり、実務の第一線で活躍中の弁護士を講師として呼び、法科大学院(ロースクール)生の勉強のモチベーションを高めてもらおうという企画のようです。

 企画の内容としては、「労働法実務〜あなたはタダ働きしていませんか?」とか、「企業法務〜取締役の仕事は綱渡り?」など、実務家である私から見てもなかなか面白そうな演題が並んでいました。

 その中に「医療紛争実務」というお題もあり、私が「実務の第一線で活躍中」かどうかは分かりませんが(笑)、講師をせよと仰せつかり、行ってきました。

 講師は私1人ではなく、医療機関側の代理人を務めている弁護士と、2人体制で行いました。
 日ごろは交渉や法廷でやり合う相手ですが、クレバーで職務にも誠実なので、講師として組むにはうってつけの方です。

 2人で、どういう講演にするかいろいろ検討しましたが、法律論・抽象論を長々とやっても面白くないしイメージも沸かないだろうから、ということで、判例時報に掲載されている判決を元にして仮装事例を作り、まず患者側弁護士である私のところにご相談に来られたところから、実際の事例がどのように進んでいくのか、時に小芝居っぽくしながら(笑)紹介していくという方法をとりました。

 さて、そのような工夫の成果が出たのか、受講生たちにとって有益な講演となり得たのか、それについては受講生たちの評価を待たざるを得ませんが、少なくとも講演中には、割に興味を持って聞いてもらったように感じましたし、知り合いの法科大学院教員(弁護士)からは、弁護士が聞いてても面白かったよ、と声を掛けてもらえました。

 私も時々講演の依頼を受けます。聴衆や目的等は様々ですが、今回のように、未来ある若い方を相手にお話しするのは、特に張り合いがあります。もし今回の講演を聴いて、より弁護士になりたいという気持ちが強くなって、実際に弁護士になった後、医療紛争にも取り組んでみよう、と思ってくれる人が1人でもいたら、本当にうれしいことだと思います。

↓ブログ村に参加しています。ワンクリックお願いします。
にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村

(石田)
posted by あかつき法律事務所 at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 講演・講師等