今日、定例の日弁連消費者委員会に出席することになっていたところ、最近東京で提訴された投資マンション被害の弁護団の方とお話しできることになり、前日入りしたのです。
先日、NHKの「あさイチ」でも特集されていましたが、東京では、婚活サイトを利用したデート商法による投資マンション被害が発生しているようです。
弁護団の方にお話しをお聞きしたところ、東京での提訴は同種の事案で、被害者は全てデート商法によりマンションを購入した方々とのこと。お話しによれば、かなり悪質な事案のようで、単なる投資被害というよりは、かなり詐欺的な要素の強い事案であるように思いました。
以前、少し書いていましたが、私も、福岡での投資用マンションを巡る損害賠償請求訴訟の弁護団の一員です。
東京での訴訟は、我々が福岡で提訴している件とは、だいぶ事案が違うようでしたが、しかし肝心の投資用マンションが、到底投資に適するものではなく損害を発生させるだけのものなのではないか、というのは、共通のようです。
情報交換の後は懇親会に移行し、さらに突っ込んだ話をいろいろしました。
最後には、我々だけでなく、全国でこの問題に取り組んでいる弁護士を集めて、積極的に情報交換をしていこう、と確認し、この日の懇談を終えました。
共通の問題に取り組む弁護士は、このように地域を越えて情報交換し、連携し、ときには全国弁護団を組んで活動することもあります。IT技術の発展により、このような動きは最近特に活発になったと感じています。
投資マンション被害についても、今後、地域を越える連携によって、さらに被害者側の主張が深化していくのではないかと期待しています。
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(石田)